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日頃のお手入れ

定期的にタイヤの磨耗を点検しましょう

イメージタイヤの摩耗状態を示すスリップサインは、最低でも1.6mmあります。逆に言えば、タイヤの溝の深さは少なくとも1.6mm以上はなければいけません。タイヤの溝がこれより少ないと、性能が落ちてロードホールディングが悪くなり、制動距離が伸び、アクアプレーニング現象が起きやすくなる、つまり安全性が低下します。

上の写真のように、新品のタイヤでは溝の深さが7~9mmあって水がよく排出され、接地面がはっきりしています。となりの写真は水の残りが3mmですが、接地面が少なく水も完全に排出されていません。アクアプレーニング現象をおこす危険があります。

 

スリップサインは、タイヤの周辺に等間隔で4カ所設けられています。また、スリップサインがある位置を示すマークがタイヤのサイドウォールに付けられています。これらを利用して、定期的にタイヤの摩耗を点検してください。

少なくとも月に一回はタイヤの空気圧を点検しましょう

イメージ空気圧が不十分だと、タイヤは予定外の変形をします。パンクの原因の多くは、空気圧不足によるものです。
以下のポイントを守って、タイヤの空気圧をチェックしましょう。

  • 空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに、走っても2~3km以内に行いましょう。タイヤが暖まっているときは、指定値より0.3バール(30kPa)高めに入れておきます。スペアタイヤも忘れずに!
  • 空気圧の減少は、周囲温度の低下やタイヤ構造からのわずかなもれ、あるいはごく小さなピンホールによって生じます。このピンホールは、チューブレスタイヤでは急にエアがなくなることはありませんが、長い間にはタイヤに損傷をもたらします。
  • 適正空気圧は、車両とその運行状況によって異なります。長距離走行、最大積載時、ワインディング路を高速で走行、トレーラーやキャンピングカー、ボートなどを牽引しているときなどなど…常に適正空気圧を調べるようにしてください。
 

バルブを定期的に点検してください

イメージバルブの費用を惜しんでタイヤの寿命を縮め、安全性を犠牲にすることは賢いこととは言えません。
バルブは、気密性を保ち、タイヤの寿命をのばす上で重要な役割を担っています。また、バルブは使用中、常時圧力にさらされており、年を経るに従って劣化していくのです。
新しいタイヤを装着するときや、長期保存後はバルブも交換してください。

 

アライメントをチェックしましょう

イメージ定期的にタイヤの状態を点検しなければ、アライメントの狂いはわかりません。サスペンションと、ホイールユニットのアライメントが狂っていると、タイヤに偏摩耗が発生します。運転中には何も感じなくても、ロードホールディングは悪化し、クルマの安全性も損なわれています。

 

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